本のレビュー

【感想】20歳の自分に受けさせたい文章講義を読んで文章力を上げよう

日々、なにかしらの文章を書いているあなたにおすすめの一冊。

メール、ブログ、ライターなど。

自分の気持ちや考えを「文章だけ」で伝えることができるのかと考えているはず。

自分の気持ちとか考え伝わってるかな〜

この本のスタート地点はそこから始ります。

「話せるのに書けない」

「口で伝えることができても、文章にしようとすると固まってしまう」

そんな人に向けた本となってます。

「話し言葉から書き言葉へ」のノウハウが余すことなく書かれています。

さっそく、20歳の自分に受けさせたい文章講義を紹介しましょう。

20歳の自分に受けさせたい文章講義を読んで文章力を上げよう

文章力を上げる7つの書き方を紹介します。

・美しい文章より、伝わる文章

・そもそも読まれやすくするには、視覚的リズムが必要

・聴覚的リズムも必要

・言い切るのはハイリスク・ハイリターン

・導入文はめちゃめちゃ大切

・文章に一貫性を持たせよう

・文章の説得力を強化する方法

 

美しい文章より、伝わる文章

余裕があれば美しさも必要ですが、美しさよりも先に正しさがくるべきでしょう。

文章本来の目的は「伝えること」ですよね。

いくら美しい文章でも、伝わらない文章だと本末転倒です。

そしてもう一つ。

「美」のとらえ方は人それぞれです。

あなたが美しいと思って書いた文章でも、読者は美しいと感じないかもしれません。

そのため、美しさを意識しすぎた文章だと、相手に伝わらない文章になってしまいます。

 

そもそも読まれやすくするには、視覚的リズムが必要

読者はまず「眼」で文章を読んでいます。

新聞、メール、本など。

だとすれば文章の見た目も大切ですよね?

それこそが視覚的リズムだといえます。

仕事で受け取ったメールの内容、学校で使ってた教科書、スマホの契約書。

難しそうな漢字や句読点(くとうてん)がズラッと並んでいると、見た目だけで嫌な気持ちになりますよね。

あなたがせっかく書いた何千文字という文章も、見た目が悪いだけで読まれずに閉じられてしまいます。

「読みづらそう」と思われないためにも、次の3つのポイントを気をつけましょう。

 

①句読点の打ち方

ひたすら文字が並んでいたら、なんだか嫌な気持ちになりませんか?

この句読点の役割は、文字と文字の間に物理的スペースを作り、見た目で「ここで切れるんだな」とわからせてくれます。

たった半文字のスペースですが、視覚的には効果バツグン。

しかし、句読点を入れる場所によって印象も変わるため、音読して確かめるのがベストです。

間違ってもダラダラと文章を書いていくのはNG。

 

②改行のタイミング

繰り返し伝えますが、文章に向かうとき「読む」より先に「見る」がきます。

ほんの一瞬ですが、ページ全体を見ますよね。

そして初めて1行目に目を通します。

だとすれば、文章を書く人は内容だけではなく「見た目」にも気を配らないといけません。

先ほど伝えた句読点が「文字間=縦」の圧迫感をなくすのに対して、改行は「行間=横」のなくしています。

さらに改行には、伝えたいメッセージを強調する役割もある。

改行のないまま、長い文章の中に伝えたいメッセージがあっても、他の文章に埋もれてします。

気づかない可能性すらあります。

そのため定期的な改行が必要です。

 

③漢字とひらがなのバランス

句読点と改行で共通しているのは、圧迫感です。

文章に関係なく画数が多い文字が多いと、見た目のごちゃごちゃは圧迫感につながります。

麒麟(キリン)、魑魅魍魎(ちみもうりょう)、饂飩(うどん)などは、圧迫感でしかありません。

さらに、漢字を使いすぎて読めない文章は、伝わらない文章になってしまいます。

じゃあひらがなだけでいいのかな?と、思いそうですがそういうわけにもいきません。

先ほどまでの文章をひらがなにしてみましょう。

くとうてんとかいぎょうできょうつうしているのは、あっぱくかんです。

ぶんしょうにかんけいなくかくすうがおおいと、みためのごちゃごちゃかんはあっぱくかんにつながります。

かなり読みづらいと思います。

だからこそ、漢字とひらがなのバランスを考えましょう。

この3つを意識的に使いこなせば、視覚的リズムはずいぶんよくなります。

 

聴覚的リズムも必要

聴覚的リズムとは、耳で聞いたときのリズム。

音読したときのリズムことをいいます。

そこで音読するさいのポイントを2つ挙げましょう。

 

①読点「、」の位置を確認する

読点は、文章の中で表そうとしている意味をハッキリとさせて、読者の理解を助ける役割があります。

つまり、文章のリズムを確認するツールとして音読をしましょう。

 

②言葉の重複を確認する

同じ文章を何度も使うと、文章のリズムはいきなり悪くなります。

語尾や接続詞、副詞に多くなることがあるので、まずは書いてみて、その後に音読してチェックしましょう。

 

言い切るのはハイリスク・ハイリターン

「〜だ。」「〜である。」みたいに言い切るのは、ハイリスク・ハイリターンです。

逆に「〜でしょう。」「〜だと思う。」は、自信なさげな感じが読者に伝わります。

人はこの微妙な“逃げ”や“保険”に対して敏感なので、説得力が落ちてしまいます。

しかし、言い切るのは説得力があり、自信がありそうにも見えますよね。

じゃあどうやって安心して使えるのか?

それは言い切る前後2〜3行に、しっかりとした論理を入れること。

こうすることで読者の反発を抑えられるでしょう。

 

導入文はめちゃめちゃ大切

どれぐらい大切かというと…

あなたが書いた何千文字の文章も、導入文のたった数行だけでほぼ読まれない可能性があります。

読者に読んでもらうためにも、導入文の目的は一つ。

いかにして読者の期待をあおり、本編まで読み進めてもらうか。

そのためにも、この本では導入文の書き方を3パターン紹介しています。

 

①インパクト優先型

読者が「おっ?」と思うような結論を持ってくる書き方。

ネタバレのようですが、読者はなんでそんな結論なのか気になって、最後まで読むことが多いです。

 

②寸止め型

確信部分は読者に想像させるような書き方。

核には触れず、周辺の情報を盛り上げることで、読者の想像を盛り立てる。

もう少しで正体がわかる…!というギリギリまで情報を見せるのがポイント。

 

③Q&A型

導入だけで答えと問いがそろっている書き方。

早く情報を出すことで、続きの詳しい情報に耳をかたむける。

導入でメッセージの要点を伝えられます。

 

文章に一貫性を持たせよう

一貫性があると、自分の主張がたしかな理由によって裏づけされた文章になります。

そのためには「主張」「理由」「事実」の3つの層が必要です。

 

①すべての文章には主張が必要

読者は文章を読むとき、「この人はなにが言いたいんだろ?」と思って読んでいます。

今あなたが、この本がどんな内容なのかを知るように。

そのため、書き手は「自分がなにを書こうとしているのか」をイメージしながら書く必要があります。

文章の中に“主張=イメージ”をハッキリさせることが肝となります。

 

②理由と事実はどこにあるのか

立派な主張があっても、中身が空っぽでは意味がありません。

「論理的なもの=理にかなったもの」にするには、理由と事実が必要になります。

主張→理由→事実の構造で、説得力が出てきます。

順番が変わっても大丈夫ですが、それぞれ連動しているかを意識しましょう。

 

文章の説得力を強化する方法

めんどくさい細部を書くことで、読者の理解をうながします。

この本では3つの文章で説明されています。

①コーヒーを飲むと、眠気が覚める

②コーヒーを飲むと、カフェインの効果によって眠気が覚める

③コーヒーを飲むと、カフェインが脳内のアデノシン受容体に働きかけるために、眠気が覚める

コーヒーを飲むことで眠気が覚めることは誰だって知っていますよね。

そういう点では①や②の文章でも間に合います。

しかし、「カフェインが脳内のアデノシン受容体に働きかける」というめんどくさい細部を書くことで、話のリアリティや説得力が増します。

 

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20歳の自分に受けさせたい文章講義のポイント

以上が、20歳の自分に受けさせたい文章講義で文章力を上げる方法です。

改めて紹介しましょう。

・美しい文章より、伝わる文章

・そもそも読まれやすくするには、視覚的リズムが必要

・聴覚的リズムも必要

・言い切るのはハイリスク・ハイリターン

・導入文はめちゃめちゃ大切

・文章に一貫性を持たせよう

・文章の説得力を強化する方法

これだけ大切なポイントを紹介しましたが、実は半分しか紹介していません。

メール、ブログ、ライターなど。

日々文章に向き合っているあなたに、おすすめの一冊です。

新品で1,000円もしないので、1時間ほどバイトをするだけで読める本ですよね。

値段以上に価値がある本なので、ぜひ手に取ってみてください。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

だいち〈@daichi_nomad 〉でした。